2013年07月03日

大学の同級生との再会

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 昨日は、上海で38℃を記録。いよいよ夏本番ですね。上海のローカル系の小中学生は7月1日から夏休みのところが多く、結構子供たちを街中で見かけるようになりました。ただ、子供の遊び場所が少ないのが上海の悩み。また、共働きが多い上海なので、夏休みのない幼稚園や、夏休み期間中の様々な講座が充実しています。ショッピングモールには、有料で子供たちが遊ぶスペースがあったりしますが、ここも祖父母につれられた子供たちで賑わっていました。空調もついているし、涼しいと言えば涼しいですからね。

 さて、久しぶりに上海中医薬大学時代の友達と再会。上海に来たついでに、お兄さんとうちの会社に遊びに来てくれました。

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 彼の家は、代々中医学の家系で、いまは浙江省で家業の中医学をついでいるのですが、そのお兄さんもうちの大学卒業で、すでにカナダへ移民、さらにその上にもお兄さんがいて、彼も家業の中医学を継いでいます。兄弟3人全員中医学をやっているというのも最近の中国では珍しいかもしれません。

 家族代々中医学を継承していたりすると、中医大学に入るのにも優遇され、私の回りの同級生にも結構いました。家業を継ぐにも、伝統的なこと以外に、中医学の系統的な知識は必要ですからね。彼の家自体は、地元で不妊治療で有名です。

 さて、私と同じ同級生だった一番下の弟は、中医学の推拿が得意。中国各地の推拿の有名な先生に師事し、浙江省の地元で診察しています。とくに、中医推拿の有名な先生は山東省に多いらしい。推拿は、いわゆる中医学のマッサージ的な分野ですが、精神的な修練も大切にします。医者自身にとっても、体力を消耗する施術ですから、トレーニングが大切なのです。

 そんな彼も、いまやBMWに乗っています。まあ、昔から見栄っ張りな性格だったけど、社会人になっても変わらない。どうも、浙江省で医療活動をしていると、地元の中小企業の社長さんがよく治療にくるらしい。曰く、BMWを乗っている社長さんみんなが金持ちではないよ、実際はみんな小金を集めて買っているらしい。だけど社長業をするかぎり、これぐらいのクルマに乗らないといけないらしい。

 卒業してもうかれこれ10年の歳月が過ぎ、それぞれの道で活躍しています。いまでも、中医学で頑張っている彼らをみると、私も頑張らないと思います。中医学は、確かに教科書があるけど、本当のエッセンスは、こうした交流のなかに有りますからね。
 
posted by 藤田 康介 at 12:43| Comment(0) | 中医学・漢方
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