
12月15日〜16日とまとまった雨が降り続いたため、上海市のPM2.5も30㎍/㎥まで下がります。とはいえ、実家の奈良県のようになかなか一桁にはなりませんが。

写真は上海世紀公園の雨上がりの様子です。
秋の様子から、やっと冬らしくなってきた感じです。
こんな日は、思い切って外で運動してみたいところですね。
さて、上海市環境観測センターが発表している大気汚染情報をリアルタイムで見ることができるアプリ「上海空気質量」がバージョンアップしています。iPhoneで落ちてしまうことが多かったので更新するとそのバグはなくなっています。ただ、アクセスが集中すると反応速度が落ちるのが欠点。

アメリカ領事館の出している数値とそれほど大きな差はありませんし、PM2.5以外にもPM10や窒素酸化物、オゾンなどの数字も見ることができます。上海市では徐家匯にある気象台のデータが基準になっていますが、その他市内10箇所でも観測されています。こうした情報を一度に見るには、やはり「上海空気質量」のアプリは便利です。

また、今回のバージョンアップで大気汚染24時間予報も出ています。今までは、ウエブ版でしか見られなかったので進化ではないでしょうか。

中国の大気汚染基準の目安も出ています。中国では24時間あたりのPM2.5が75㎍/㎥以上になると、汚染状態になるように設定されています。(つまりAQIが100以上)これは日本の注意喚起基準24時間平均70㎍/㎥に相当するレベルです。従って、こちらの基準で「軽度汚染」以上になったときは注意が必要であろうということになります。

ただ、実際には大気汚染は細かく変動します。日常生活においては1時間単位の数字に注目する必要があり、この場合だと日本のPM2.5の注意喚起基準は1時間あたり85㎍/㎥以上になります。
まずはアプリをダウンロードしてきて、いろいろ調べてみると興味深いです。

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