2014年01月03日

伊賀の新大仏寺

 新年に毎年訪れることにしているのが、三重県の伊賀市大山田にある新大仏寺です。私自身、幼稚園〜中学校の前半まで三重県名張市で過ごしていました。今年は奈良高校の大同窓会があったこともあり、昔を振り返って久しぶりに幼稚園と小学校も訪れてみました。いまでも当時とほとんど変わらない建物で残っているのもなんかホッとしますね。

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 ただ、街全体が老朽化してしまっているのは残念です。高齢化の波をうけているのでしょうね。

 忍者で有名な伊賀上野も当時はよく出かけたエリアでした。青山高原の山々を見渡せる、風水的にもとても素晴らしい場所に新大仏寺があります。

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 毎年お参りに出かける新大仏寺は鎌倉時代の重源上人が開祖と言われています。

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 重源といえば、あの奈良東大寺の盧舎那仏の復興事業プロジェクトを行いましたが、そのときのモデルとなった像ともいわれています。頭部はなんと快慶の作品(重要文化財)だそうで、今でも大切に別棟で保管されていて、一般公開されています。

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 さらに、ここには不動明王(江戸時代)があり、ここでご祈祷を毎年受けています。そして、住職の話を伺うのもとっても楽しみにしています。海外にいると、なかなかそういうチャンスがありませんし、今年も頑張ろうというエネルギーが湧いてきます。昨年は「倍返し」がヒットしましたが、実は日本文化はそうではないと。「倍の恩返し」こそが今我々に求められているというお話でした。

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 お寺にお参りしたあとは、さるびの温泉へ。上海人の妻も大好きな、このあたりではなかなかの泉質をもつ温泉です。肌がつるつるになるアルカリ性の温泉です。娘はなぜか、ここでうどんを食べるのをいつも楽しみにしております。(^_^)

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 大阪から2時間弱で大自然の中での温泉を楽しめるというのは、さすが国土の狭い日本です。上海だと4〜5時間はクルマを運転しないと本当の自然を見つけることができませんし、温泉はとても贅沢な話です。山をみて感動する上海人が多いのもそのためなのです。

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 昨今の大気汚染の上海にいると、こういったPM2.5が測定値以下になってしまうような環境は本当に素晴らしいです。中国人もそろそろ次の価値観に目覚めはじめているように思います。

 海外にいるから分かる、「日本再発見」です。

posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(0) | やった〜!日本なり
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