
今朝から上海の大気汚染は良好。なんと、PM2.5の値だけだったら、大阪よりもよいという珍しい1日です。13日15時の上海浦東のPM2.5は18.2㎍/㎥、大阪市東成区で34㎍/㎥でした。その後、夕方18時頃にはPM2.5値は一桁台に。


とはいえ、昨晩は大気汚染がひどく、1時にPM2.5は213㎍/㎥でした。

ちょうど、某病院の中国東北地方出身の医師のお宅に招待されて、久しぶりに美味しい手作り餃子を頂いていたのですが、その夜の帰り道、クルマのヘッドライトをつけるとスモッグが出ているのがよく分かりました。(余談ですが、この先生が作られる餃子は絶品で、ニンニクの味を効かせた、皮から作り上げる本格餃子です。)

さて、最近購入したPM2.5の測定器。あくまでも簡易用なのですが、このところずっと大気汚染の状況がよくて試すことがなかなかありませんでした。昨晩さっそく、使ってみました。使った機器は、CW-HAT200で、HPはこちらにあります。
まず、屋外を測定。公式発表では上海浦東エリアのPM2.5値(1時間あたり)は151.7㎍/㎥。計測器で測定したPM2.5は178㎍/㎥だったので、まずまずの精度ではないかと思います。1時間あたりと1分あたりの計測とでは単純に比較できませんが、まあ、およその状況を知るのには十分でしょう。

次は、外がその状態で、私の書斎の中を測定してみました。我が家では一応各部屋に空気清浄機を置いています。また、ベランダには窓を設置したので二重サッシの状態になっています。その結果、室内での測定値は23㎍/㎥でした。かなり良好な状態にはなるようです。


ただ、同じように台所で測定してみると43㎍/㎥。やはり、台所は換気扇もありますし、どうしても外との空気の移動が多いように思います。約倍の数字になりました。
こうしてみてみると、部屋によって数値の違いが大きいことも分かります。また、空気清浄機をつけていたとしても、外と空気の交換をしているわけではないので、1日数回は必ず窓を開けるようにするべきだと思います。その分の汚染は、窓を閉めれば解消されるはずですから。
ということで、屋内のPM2.5値に関してはそんなに悲惨な数字ではなかったことでちょっとホッとしました。
今度はもっと数字があがったときにどのように変化するか測定してみたいと思います。ただ、一つ言えることは、場所による値の違いは大きいです。学校や幼稚園などの教育機関のグランドには、PM2.5を精密に測定できる機器を設置してもいいように思います。上海市もエリアが広いですから。

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