
(無料で配られた生ゴミ用のゴミ箱)
10日付けの夕刊紙『新民晩報』に詳しく掲載されていますが、なんと罰金つきだそうで、いよいよ本気になってきたかな?という印象です。
実は、上海では長らく不燃物と可燃物の分類すらされていません。ただ、不燃物に関しては資源ごみとして業者が現金で買い取ってくれます。我が家ではいつも業者を決めていて、電話すると粗大ごみ(冷蔵庫なども)も含めて買い取ります。例えばペットボトルなら1個0.1元とか大体の相場が決まっています。ただ、もしそういう業者を知らなければゴミ箱のなかに捨ててしまって、生ゴミなどといっしょに処理されてしまいます。

(外の回収場所もこの通り)
新しい規定では、4種類に分けられることになっています。
資源利用が可能なガラス・金属類は「可回収物」、電池・蛍光灯などの有害物は「有害垃圾」、野菜クズなどは「湿垃圾」、その他の生活ごみは「乾垃圾」となります。いままで言えば、「可回収物」は業者に買い取らせますし、有害ごみは住宅地に回収ポストがあり、そこに入れるようにはしていました。ただ、生ゴミと乾燥ごみの仕分けは今回新たに始まった制度と言えそうです。
罰則は、注意を受けても改善しなかったときに科されるようで、企業向けには100〜1000元、個人向けには50〜500元となっています。いちおう、城管執法部門がチェックするみたいですが、果たしてどこまで本気で取締できるか。タバコと一緒で、私はまず無理と見ております。
我が家の住宅地を見ている限り、一般ごみと生ゴミを収集するトラックは別でした。トラック購入用の補助金も出ているみたいです。
しかし、上海では日本のようにゴミの日が決まっているわけでなく、毎日のように家庭ゴミをゴミステーションに出すことができますし、出したゴミは専門の係員が回収しています。基本的にその日に出たゴミはその日のうちに家から出してしまうというのが暗黙のルールになっています。
ただ、人口2400万人の大都市です。生ゴミだけでも1日1000トンも出てくるらしい。
そもそも、ゴミを路上にポイ捨てするのもごく当たり前の光景ですし、ゴミの中で生活していてもあまり気にならないのが、意外と平気なのには驚きます。自分のウチではキレイに掃除するのですが、世紀公園でピクニックしたあとも、ビニールシートや弁当の残りもそのまま芝生に放置して帰られますからね。

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