2014年05月02日

今のところ中国移動の4Gのほうが快調か

  中国移動がTD-LTE方式での4Gを開始し、私も早速移動の携帯電話番号を3Gから4Gに変更しました。中国移動の4Gの電波は内環状線以内のエリアならそこそこ通っていて、多少強さにはムラがあるもののほぼ拾えている印象です。4Gがすごいなと思ったのは、アンテナの数が少なくても、そこそこの通信速度が出るという点です。VPNを咬ましたときでも、3Gより圧倒的に体感速度が速いことがわかります。具体的な数字に関してはこちらをごらんください。 いずれにしろ、一旦4Gに変えてしまうと、ちょっと3Gには戻れない、そんな感覚になります。

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 中国聯通でも4Gの申し込み受付が始まり、私も窓口で変更してきました。ただ、今の段階ではFDD-LTEではなく、中国移動が使っているTD-LTE方式で、しかも周波数が中国移動と違うというとても厄介な方式になっています。さらに、3Gで銀行引き落とし契約をしている場合で4Gのセットに切り替えると、一旦銀行にいって解約して、さらに契約しなす必要があります。この点、中国移動は非常にスマートで、銀行に出向く必要はありませんでした。

 ただ、4G用のセット料金に切り替えることは意味があります。仮に3G通信しかできなくても、データ使用料金が安くなるからです。これは移動でも聯通でも同じです。しかし、日本と違ってデータ量を超過した場合、通信速度が遅くなるわけでもなく、そのままの速度で料金が従量制に加算される仕組みとなっています。あまりにもセット料金を低く設定しすぎると、とんでもない請求が来ることになります。(私自身の経験談)

中国移動の料金体系:http://www.10086.cn/4G/zixuantc/
中国聯通の料金体系:http://www.10010.com/yuyue/yuyue4g/

ところで、私が中国移動の電話回線を4Gに変更したきっかけは、AppleからiPad mini retinaシリーズでTD-LTE対応の機種が発売されたから。(A1491タイプ)ただ、これでは聯通での4Gは使えないということ。(トホホ)
 試しに、今まで使ってきたA1490タイプで聯通の4G電波があると言われている陸家嘴などのエリアで、4G用のカードをさしてみても、4Gは拾いませんでした。

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 もし、聯通が早くFDD-LTEに移行してくれたら、A1490タイプでも4Gができるはずなのですが、現在聯通は3Gネットワークの拡充を先ず急いでおり、4G対応はその後になるという話を聞きました。聯通のTDD-LTE方式の場合、3Gから4Gに切り替えるのは簡単だそうで、先に3Gを拡充させておくことは意味がありますよね。

ということで、今までのA1490タイプは、日本で契約しているb-mobileのルーターとして使うことにしました。iPad は電池の持ちもいいし、ルーターとして使うのならバッチリだからです。iPadが便利なのは、2台ともまったく同じ状態で同期ができるということ。アプリも同期されて一緒だし、クラウドを使うと日本と中国でシームレスに活用できます。これは便利!

おしらせ

posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(2) | ここは上海なり
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させて頂いております。私も中国在住で早6年が過ぎました。中国(深セン)の進歩は著しく、驚くばかりです。昨日、iphone6(香港版)を購入しました。3Gから4Gへの変更の記事で中国移動での具体的な切替方法をご教示頂けると助かります。現在のSIMは、全地球(銀行引き落とし)です。宜しくお願い致します。
Posted by 酒井 at 2014年10月11日 09:01
 ご訪問ありがとうございます。
 中国移動もパスポートをもって窓口にいきますと4Gに切り替わると思います。nanoSIMカードももらえます。この手続きもとても簡単でした。移動も使用量に応じての値段設定がされていますので、便利ですよ。
Posted by 山之内 淳 at 2014年10月12日 00:34
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