
私も2013年に自分のクルマの車検に行っています。
詳しいことは、こちらをごらんください。
従来はクルマを買って6年以内なら2年に1回、車検場にまでクルマを運転し、長い行列に並んで検査を受けるのですが、この制度が2014年9月1日より6年以内であれば、検査を受ける必要がなくなりました。ただ、事故をおこした場合は検査を受けなければいけませんが、無違反(違反した場合は罰金などの処理済み)であり、毎年加入する強制保険と車船税の証明を提出すると、車に貼る検査シールを直接もらえることになります。ただ、購入して6年以降は毎年検査を受けます。
車検制度を6年に1回に変えて大丈夫なのか?という心配の声も聞かれますが、そもそも今の制度でも問題を十分に発見できていないのも事実です。車の台数が2003年の2421台から2013年の1.37億台と5.6倍に急増しており、そのわりには車検場がすくなく、車検を受けるための時間的ロスがとても大きかったのです。また、地方ナンバーのままで上海でクルマを運転している場合、車検をうけるためにわざわざ地元に戻る必要がありました。一方で、仮にクルマに問題があっても、検査人に数百元のワイロを渡したり、「黄牛」と呼ばれるブローカーにお金を払うと簡単に通ってしまうのも問題でした。私が思うに、基本的に中国では制度がはじまってある程度年数が経つと、殆どの場合で抜け道を作ってしまいます。
制度そのものの不備かも知れませんが、だからこそこうやって急に制度を変えてしまうことも多いのです。結局、従来の制度があまり機能していなかったのも事実なのです。
ただ、6年に1回の検査では、今後違法改造車が増えてくるのではないかと思われます。また、定期的にディーラーで検査を受けているのならいいのですが、まったく整備されていないクルマに乗る人が増えるのではないかというのも心配ですね。そうでなくても渋滞する上海で、故障車による渋滞はたまったものではありません。実際に、上海の街角でも明らかに違法と思えるような改造車をよく見かけます。
そもそも、ルーチン化してしまった仕事を、きっちりとこなすというのは今の中国ではとても苦手ですからね。すぐに腐敗してしまう。。。
◆おしらせ◆

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