
うちも小さい子供が居ますし、アレルギーの問題も気になります。そして、この際、使用頻度の低いリビングルームを改造して、妻の書斎+娘の勉強部屋にしてしまうことにしました。大型テレビを置いてあっても見ることは殆どないし、家具が多いと風通しが悪くなってまたカビの原因になります。とにかく、シンプルに暮らしたいと思っています。

最近、上海で便利なサービスを見つけました。日系のニッポンペイントが(中国語で立邦漆)やっているのですが、我が家も自宅のエレベーターに張られている広告で知りました。ちなみに、10年ほど前に自分の家を内装したときもニッポンペイントを使っています。
このサービスがすごいのは、ペンキを塗るときに自分で職人さんを探してこなくてもよいという点です。ペンキのメーカーが、どの製品をどう使ったらよいのか的確にアドバイスしてくれるし、施行までもやってくれるというのは上海では画期的なことだと思います。特にニセモノの製品を掴ませられるリスクも減ります。ちょうど時期的にも、内装をさわる家も増えてきているわけですし、専門業者に入ってもらえるのはとても心強いです。そしてちゃんと見積書も作ってくれました。
日本ではあたりまえですが、このあたりはさすがですね。
いま、上海でのニーズも「とにかく安く!」から、「確実性と便利さ」を求めるようになってきています。
住みながらペンキをぬるというのは、確かにいろいろな問題があると思いますが、エアコン嫌いの我が家では、夏場は窓を開けていることが多いし、これだけカビが出て来てしまうと局所的に部屋の一部を塗り直すというのも必要だと思います。
最近の我が家では自宅の和室のクロスも張り替えましたが、やはりこれもカビ対策でした。工賃が安い分、気軽に施行もできますが、いずれにしろ気密性の高いマンションの欠点ですよね。

さて、施行のお兄さんが現場に入って下さり、2日間で終わりました。(北方人みたいで、言葉が聞き取りにく困りましたが。。。)
もちろん、養生もちゃんしてくれました。正直、丁寧な仕事ぶりに感心しました。さすがに、施工中は家にいるのはよくないので、近くのホテルに脱出することにしましたが、完成の電話があったので見に行くと、ゴミもきれいに掃除されていたのには驚きました。昔は、施主が自分で処理していましたからね。

(完成!)
話しを聞くと、施工にきたお兄さんもニッポンペイントで研修をうけるのだそうです。そりゃそうでしょうね。さまざまな材料の使い方も勉強するのだとか。
昔、内装をしたころは、下地をつくるのに部屋が白い粉で真っ白になりましたが、今ではそういう工程も省略できるようになったのだそうです。
日系企業の中国での苦戦が日本の新聞でよく報道されていますが、いろいろ大健闘をしている企業も実際はあります。例えば、内装するとしたら、ニッポンペイントの製品はかならず中国人の候補に出てくるぐらいですから。
うまく成長の浪に乗っている企業の話しも現地にいるとよく耳にします。良いことはあまり口外しませんし、一概に何とも言えないというのが、現実ではないでしょうか。
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