2016年10月11日

上海で中国の運転免許証更新と注意事項

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  今年は何かと更新することが多い年。
 先日は、中国の医師免許の更新試験を受けてきたし、今度は6年前に中国で取得した運転免許証の更新をしてきました。

 私は、上海で教習所に通って免許を取得し、それをもって日本の運転免許証センターで試験をうけて日本の免許証にも書き換えて使っています。というわけで、今回は上海での更新です。中国では携帯電話のショートメッセージに免許証の期限が切れそうになることの通知が来ます。日本のようにハガキではきません。これは紙代も郵便料金も節約できる合理的な方法だと思います。

 まずは、外国人が運転免許証を更新できるところですが、上海市内では意外と少なく3箇所しかありません。一番確実なのは、その中でも長寧区哈密路1330号にある車管一分所(電話 021ー62690606)だと思います。開いている時間は月曜日から土曜日までの9時〜17時まで。比較的14時以降が空いているといわれています。私もそれぐらいに行きましたが、多少待たされるものの、激混みというわけではなかったです。

 必要な書類

 1.パスポート(前回の運転免許証が旧パスポート番号ならそちらも必要)と写真のあるページとビザページの写し。永住権を持っている人は永住権カードの表裏写し。
 2.境外人員臨時住宿登記単(ハンコが入っている原本とコピー。これは上海での住所を確認するのに必要です。近くの派出所に住所登録をしたときにもらえます。忘れないように!)
 3.中国の運転免許証
 4.お金 写真代、健康診断代、発行代などがかかりますが、200元もあれば十分です。

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 長寧区では、まず1〜3の書類を見せて写真代を払い、顔写真を撮影し、健康診断カードに記載して、健康診断料金を払い、2階に上がって健康診断を受け、合格のハンコをもらったら、総合事務所にいって、窓口で書類審査を受け、免許証の発行という流れです。料金はその都度支払っていくというのは中国ならではのシステムですね。

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 健康診断は結構細かい。視力検査、聴力検査、色覚検査、心電図、握力、血圧などなど。一つ一つ検査をうけてハンコをもらうという仕組みです。心電図の検査があるので、女性はタイツやストキングは穿いていかないようにしましょう。

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 実はこの場所は、免許証12点全部減点になったひとが、勉強したり試験を受けたりする場所でもあります。安全運転にはくれぐれも気をつけたいと思っています。

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 免許証はその日のうちに交付されます。2回目からなんと10年の免許証になりました。

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 以上、参考まで。

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posted by 藤田 康介 at 19:01| Comment(0) | 上海の運転免許・クルマ・教習所

2015年07月16日

上海で2回目の年検(車検)は5分で完了だった

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  中国ではころころ制度が変わってしまうので2015年現在のこととして記録しておきます。以下は上海ナンバーの場合です。

  2013年6月に1度目の車検にクルマを出したのですが、そのときは結構大変でした。なんせ、クルマを検査場に持っていって、行列をつくって実際に車検を受け、一連の作業を終えるまでに半日がかりでした。詳しくはこちらをご覧ください。

  そして2004年に新制度がはじまって、今回はこの制度での車検となりました。大きな検査は6年に1回になり、間は2年に1回の年検シールを受け取るだけで良いというもの。だいたい何を準備してどうすればいいのかという情報も錯綜していて、経験者の話を聞くのが一番というわけなのですが、行ってみるとあっという間に完了しました。

 まずは違反の処理。これは今までと一緒。罰金などをおさめておかないと、車検を受けることもできません。私は今回は無事故無違反だったのでこの作業はパス。

 次は公安に出掛けます。免許証の更新などもできる大きな公安で、市内に何カ所かありますが、我が家は浦東新区に住んでいますので、楊高中路1500号(月〜土、9:00〜16:30、電話021-22046593 ×雲山路)に行きました。クルマで行ったらいいのですが、なんせ駐車場がないので、近くにある金橋のカルフールに駐車するのがベストでしょう。もしくはバスでも行きやすい場所なので、一連の手続きにはクルマがなくても構いません。

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 書類は、強制保険の写し(副本)と「行驶证(クルマの登録情報が書かれています)」でOK。手続きは無料でした。受付にいって「年検」を受けたいと言って申請書に必要事項を書き、あとは番号を呼ばれたら終わりです。待つこともなく5分で終了しました。このときも、クルマがなくても構いません。

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 車検そのものはそれで終わりですが、あとはクルマの排気ガスが環境基準である国Wを満たしているかどうかの証明シールをもらいに行きます。

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 公安にあったらいいのですが、これがまた別の場所で、崮山路930号(悦安検測所)まで行かないといけません。「緑色環保標志」と呼ばれるのですが、これがないとクルマの乗り入れを禁止している街もあったりするので要注意です。このシールをもらうのもタダ。

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 ということで、2箇所の移動だけで今回の車検は終了しました。事務作業が簡素化されて良かった。まあ、車検場でもクルマを合格させるためにお金のやりとりがあったとかで、今回の簡素化はその対策もあったそうです。

 今回もらってきたシール2枚と、保険会社からもらったシール1枚、あわせて3枚をフロントガラスに貼ります。前年度のシールを剥がすのが厄介なので、やたらフロントガラスにシールを貼り付けているクルマをよく見かけますね。今年は保険会社が、静電気でガラスにくっつく台紙をプレゼントしてくれたので、それで固定しました。

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 というわけで、一連の事務手続きは完了。今回も安全運転で!

 次は2017年7月に車検を受けますが、果たしてどんな制度に変わっているのか楽しみ。

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2014年11月29日

とっても厄介な杭州市内のナンバーによる交通規制

 ご存じのように、上海市でも内環状線、中環状線、延安高架道路、南北高架道路を中心に上海ナンバー(瀘)以外の朝夕ラッシュ時間の乗り入れを制限していますが、高架道路さえ使わなければ、まだ市内に乗り入れることはできます。また土日は制限もありません。

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 ところが、浙江省の省都であり、中国有数の観光都市である杭州に、上海など地方のクルマが乗り入れるときはとても厄介にルールがあります。我が家もよく杭州にドライブにいくのですが、いつ通行できるのか確認しながら予定を立てています。

 杭州市内は昨今の自動車急増にともない渋滞が悪化し、かなり厳しいナンバープレートによる市内乗り入れ制限を行っています。とくに、2014年5月5日より杭州の地元ナンバーである浙Aナンバーでも細かい制限があるので注意が必要。以下にまとめておきました。

1.平日(月曜日〜土曜日)

  7:00〜9:00、16:30〜18:30は杭州中心部の指定エリア以内(図を参照)への浙Aナンバー以外の乗り入れ禁止。高架道路だけでなく、地道も乗り入れ禁止。

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 また、浙Aナンバーのクルマも、ナンバー末尾によって乗り入れ規制あり。

 月曜日:末尾が1か9、火曜日:末尾が2か8、水曜日;末尾が3か7、
 木曜日:末尾が4か6、金曜日:末尾が5か0。


2.週末及び休日

  春(3月〜5ごろ月)・秋(9月〜12月ごろ)の行楽シーズンを中心に西湖周辺エリアは8時半〜17時まで交通規制。偶数日は偶数ナンバー、奇数日は奇数ナンバーが乗り入れ可能です。これには地元ナンバーと地方ナンバーの区別はありません。それ以外の時期は、乗り入れ可能。

 とっても細かい規定ですね。浙Aのナンバーを取得していても自由に市内を運転できないような仕組みになっていますが、これほど台数が増えると、強制的な処置が必要ですよね。

 とはいえ、杭州も魅力ある都の一つ。我が家でも、時間があればいろいろ訪れていますが、渋滞も多く、路地も多いので、クルマの運転には注意が必要です。

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posted by 藤田 康介 at 20:30| Comment(0) | 上海の運転免許・クルマ・教習所