
なんせ、我が家ではテレビそのものがないので、北京で行われた軍事パレードは見ていません。わざわざテレビで見なくても、WechatやWeiboで情報は入ってきますし、なにより日本のメディアが相当に関心を持っているみたいなので、そちらで状況を読んだ方が早かったりします。(^_^)
だいたい、中国のテレビで出てくる情報はタイムラグがあるので、ネットで情報を仕入れた方が早いのはいまや常識ですが、新聞は読んでいます。官製ニュースを知ることで、そのクニの状勢をしることができるからです。まさに、ニュースの「裏読み」が中国ではとても大切なのです。リスク管理のためにも。
というわけで、我が家は6時に自宅を出発して、上海の長江沖に浮かぶ崇明島までドライブ。ここ数日、原稿の締め切りや校正に覆われているので、思い切って高速道路を突っ走るとスッキリします。
今日は陳家鎮の市場にいって野菜を仕入れに行ってきました。日本から戻ってきた家族と行くのは半年ぶりぐらいかな。

世間は9月3日〜5日まで連休です。うちのクリニックは3日だけお休み。しかし市場は早朝からとっても賑わっています。農民達も北京で行われている軍事パレードはなんのその、朝から野良仕事に出ています。だけど、高速道路を走ると「抗日戦線勝利70周年万歳」といった標語が電光掲示板に出ていました。
でもそれ以外はとくに何もなく。街もいつもの休日と同じ。

田んぼで野良仕事をしている農家の人たちと地平線彼方まで続く田んぼの風景。当時の日本が、よくここで戦争しようと思ったものですね。中国で暮らすようになって、とくに不思議に感じます。
中国人からすると、折角の連休ですから日本に旅行に行くのには絶好のチャンス!まわりの上海人も日本へ飛び出しています。日本人はちょっと考えすぎなのかもしれませんね。もちろん、考えないわけにはいかないでしょうけど。我々は折角「戦勝国」で暮らしているわけなのですから、戦勝国の感覚をみてみたいと思うわけです。
そして沢山の中国人が日本で爆買いをしてくれることは、経済効果は大したことないかもしれないけど、将来的には非常に意味があると思っています。中国人が日本に滞在することで、自分たちのことを、問題点や矛盾点を見つめ直すチャンスになるから。だから日本の将来のためにもとりあえずは「熱烈歓迎」しようではありませんか!

安保とか集団的自衛権とかいう前に、本来は平和憲法があるのだから、相手を挑発しないで防衛する方法を考えなければいけません。これぞ、我々日本人に与えられた使命だと私は思います。
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