2014年01月27日

5000円相当のスマホとチャイナモバイルのポイント

 私は中国のケイタイでは中国移動と中国聯通のユーザーであり、最近は専ら3G回線が便利な中国聯通のユーザーです。

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 とはいえ、10年以上前から中国移動を使い続けていて、電話番号もその当時プレミアムがつく?番号だったので保留していました。調べてみると、結構色々なポイントが溜まっているので、この際交換をしてきました。

 窓口のお姉さんに聞くと、数字の上では2万ポイントあったのですが、これをお金に換算すると70ポイントで1元となるようです。すると294元に相当します。差額5元でOKとのこと。

 じゃあ、なにに交換できるか?と聞いてみると、実はなんと299元のスマホがあったんで思わず交換してしまいました。受け付けのお姉さん曰く、「老年手機」と呼ぶらしい。

 最近、スマホの便利さに、中国でも高齢者がスマホに乗り換えているのをよく見かけます。ちょうど、義父のガラケーの電池が今ひとつだったみたいなので、この「老年手機」をプレゼントしてあげることにしました。しかしガジェット好きにはたまらない。いったいどのような端末か調べてみました。

 機種は酷派8076で、4インチの液晶に200万画素のカメラ、Wi-Fiも使え、マイクロSDカードも使用可能。話題の4G回線は使えないけど、3GはTD-SCDMAで接続可能。しかも電池の持ちが良いらしい。なんか機能的に十分ですね。義父は音楽が好きなので、MP3も大丈夫。

 たしかに、iPhoneとかサムソンとか、数千元するようなスマホが多い中で、300元以下というのはすごい。考えてみれば、必要な機能は全部揃っているんですよね。速度が遅いとか、見栄えがよくないとか、いろいろ問題はあっても使えたらいいじゃない?という人達が多いのもまた然り。

 中国で圧倒的なシェアをもっているAndroidのスマホ。いまでは、中国のカーナビでもAndroidが入っていたりと、あらゆる分野で増殖しています。

posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(0) | 趣味の世界

2013年11月27日

Wechat(微信)の活用

 以前から、中国人社会では欠かすことのできないツールとなっているWechat(微信)。コミュニュケーションツールとして、確実に存在感を増していますが、最近は、携帯のSNSよりも使う通信手段として頻度が増えているように思います。
 とくに、写真などのデータを送るときはMMSよりも確実で、多少電波が弱くても届きます。また、声を吹き込んでそれをデータとして送ってくる人も多いです。まさに留守番電話みたいな感じですね。

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(iPhoneの場合)

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(iPadの場合)

 さて、このWechatをiPadでもできないかと思っていたら、一応できるんですね。HDタイプの画面ではなく、iPhone版の流用ですが、それでも十分使えます。バッテリーの保ちと画面の大きさを考えると、iPadのほうが使いやすい。フォトストリームを活用すると、iPhoneからの写真も活用できますし。

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 ここでひとつ大失敗をしてしまったのですが、Wechatにはパスワード設定があります。ここでパスワードを設定しておくと、iPadとiPhoneでも使えるのですが、あくまでも排他的です。両方を同時に使うことができませんが、簡単にログインしなおせば両方の端末で使うことが可能です。私のWechat idはmdfujitaです。登録したい方はぜひどうぞ。

 ところが、もしこのパスワード設定をせずに、携帯電話の番号にリンクさせてSNSを飛ばしてきてパスワード入力方法でiPadを使おうとすると(初期設定での方法)、iPadに新パスワードを入力した途端にアドレス帳も含む過去データが飛んでしまいます。私は、それをやってしまい、見事微信の過去データが飛びました。これはかなり痛いです。(>_<)

 微信の「モーメンツ」は、Facebookのタイムライン的な機能です。眺めているだけでもいろいろ楽しいのですが、基本的に中国では他人の書いたものをリツィートして転送してくることが多い。もちろん、さまざまなデマもあるようですが、まあそれも世相を反映しているということでしょう。なにより、中国人がどんな記事を好んで読んでいるのかよく分かって興味深いです。

 私は、チャイナユニコムのiPhoneを使っています。ここでは、副カードといって、UIMカードをもう1枚作ることができます。今までは、副カードではiPadに使うnanoSIMはダメだったのですが、今はOKです。(別途25元必要だったですが)そうすると、iPhoneに入っている料金体系のデータ通信分をiPad用に使っている副カードでも共有できます。
 基本料金がかからない分、使い方によっては多少割安になる可能性があります。ただし、副カードでは通話やSNSはできないので、まさにSNS用としては最適かと思います。とても重宝しています。そうすると、iPadはCellularタイプを買わない理由はありませんね。

 ちなみに追加情報ですが、聯通のヘヴィーユーザーで、VIP認定を受けている方なら、様々な窓口手続きは並ばなくても優先的にやってくれます。番号札を取るときに、VIPを選択しましょう。今回、副カードを作るときにはじめて活用させてもらいました。窓口は混んでいることが多いから苦痛ですよね。

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posted by 藤田 康介 at 12:01| Comment(0) | 趣味の世界

2013年11月24日

上海で買ったiPad mini retina+Cellularを使ってみて

 iPhone5Sから、中国でも全世界同時で発売されることになっているiPadシリーズです。実は、前回は上海生活ではじめてiPhone5SをこちらのAppleストアで正規購入したことを紹介しました。今まで商品がなかなか手に入らないから、「不夜城」にお世話になっていたのです。

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(液晶保護シール貼りはもちろん無料)

 ただ、大陸のiPadに関してはAirもminiもWi-Fiタイプはあっても相変わらずCellularタイプはAppleストアからは購入できません。しかし、ちょっと待てばあっという間に香港から商品が流れてくるのが上海の特徴でもあるので、今回も不夜城の業者からの電話を待っていました。


 さて、大陸でもそこそこ前評判が高かったiPad mini Retina Cellular(中国ではiPad mini2 4Gと呼ばれている)の場合では、11月14日にAppleストアで発売され、なんと11月19日には上海駅の「不夜城」に並んでいました。香港バージョンがそのまま横流しされていて、21日は16Gから128Gまでのすべてのラインナップが揃っていました。入る店さえ間違わなければ、店頭ですぐに手に入る状態になっています。値段は多少上乗せされていますが、日本の秋葉原でSIMフリーバージョンを買うことを考えると現在の円安レートでもまだ安いといえます。私の買った64Gタイプで日本円換算にすると8〜9万円程度がこちらの相場となっていました。ただ、店頭での値段交渉はある程度必要です。

 iPad mini Retina Cellularですが、外観はairの進化ほど違いはありません。ちょっと前に妻用にiPad airを買ったのですが、さすがに今妻が使っているiPad 2と比較すると明らかに薄くなっていることには感動しました。しかし、miniにはその感動はなく、むしろ重みと厚みを感じてしまいました。まあ、微妙な違いなのですが。

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(airとmini)

 ところが、いざ電源をいれて使い始めると先代miniとの違いは歴然。とにかく画面がクリアになり、日経の電子版をみるのも字は小さくなりますが、文字が潰れなくなりました。この進化は大きい。また、AERAサイズの雑誌なら、拡大しなくても読めるようになりました。たしかにairのほうが文字が大きくて読みやすいのですが、体積(面積)が小さいminiのほうが、すっと持ち運べる魅力があります。

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 私は、職業柄、中医学関係の文献や電子化された古典書籍を読むことが多いのですが、これに関しては圧倒的にminiは先代よりもパワーアップしています。分厚い本でもスクロール時のもたつきがなくなりました。

 そして、iPad mini Retina CellularはMacBook Airを持ち出すときに便利。miniのテザリング機能を使って、Bluetoothでパソコンと接続して無線LANのルーターとして使えます。なんといってもiPadのバッテリーのパワーが違うので、いざというときにはとても役立ちます。この場合、一度設定をしておけばiPadをカバンの中に入れたままでも、パソコン側でBluetoothをオンにすればすぐにネットが使えるようになるというのは便利です。

 おかげで、iPad mini Retina Cellularはどこに行くときも一緒のアイテムになりました。旅行するときは地図表示にも使えますし、中国ではAppleの地図がGoogleよりも新しいので、ナビにも重宝します。

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(上海ではアイデアを安く実現してくれる革工房が多いのが嬉しい)

 ちなみに、ケースは先代miniの時にオリジナル製作した本革ケースが流用可能でした。そして、先代miniも新しいところで第2の人生を歩むことに決定。また、保存してあったデータは、あっという間に再現できてしまうのは相変わらずAppleのお家芸。昔、マイクロソフトの時代に、せっかく新製品を買ってあげたのに設定のために1〜2日費やした時間を返せ!と言いたくなりますよね。

 今後も、iPad mini Retina Cellularでまだまだ活用範囲が広がります。

posted by 藤田 康介 at 08:18| Comment(0) | 趣味の世界