2014年11月07日

嵐のようにやってきて去る上海の大気汚染、久しぶりの重度汚染日でした

 ここしばらく上海の大気汚染は良好で、朝の運動も気持ちよかったのですが、6日未明からPM2.5が徐々に上がりだし、4時ぐらいから急上昇し、朝6時過ぎにはついに200㎍/㎥越え。久しぶりに「重度の汚染」がマークされました。今回は、PM2.5もPM100も同時に上がっています。

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 こういう日は、マスクなしで外に出ると、瞬間に空気のニオイを感じます。独特の臭みですね。そして、遠くのビル群も殆ど見えなくなります。もちろん、咽も間違いなくイガイガしてきます。

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(一日違いでの差は大きい)
 重度の汚染時は、心臓や肺で持病持ちの人はもちろんのこと、一般の健康な人も外での運動を控えるようにと言われます。そうしたメッセージも政府から発信されます。

 そして7日になるとPM2.5は急降下し、朝7時には45.9㎍/㎥までに。外の空気の臭いもまったく異なります。

 11月から来年春にかけての大気汚染は、上海では嵐のようにスモッグが襲います。建康のためにも最新の情報に注意しながら行動する必要性があります。

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 ちなみに5日までの上海の大気の状況は良好で、沢山きれいな写真を撮ることができました。空気の良いときに外での活動を済ませたいですね。

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東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 08:09| Comment(0) | 上海の大気汚染状況

2014年07月12日

上海、連続して大気汚染の朝

 台風8号が日本に猛威をふるっていたころ、上海は比較的良好な大気汚染だったのですが、一旦台風が去ってしまうと、この有様。
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 夏に入って、湿度が上昇して、明らかにジメジメしているし、風も殆ど吹かなくなると、朝からスモッグの目覚めとなります。特に、7月10日の夜9時頃はPM2.5が226.7㎍/㎥を記録しており、久しぶりの高水準になりました。夜、家へクルマを走らせていると、街灯の光がぼんやりとしており、ああ空気が良くないなというのを感じます。

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 夏の大気汚染で厄介なのは、窓を開けることが難しいこと。

 1日1回は換気のために窓はあけるものの、夜中にPM2.5が上昇することが多いので、寝るときは窓を閉めなくてはいけません。そうすると、エアコンをつけなければならず、エアコン嫌いの私にとっては結構苦痛です。でも、温度をうまく調節して乗り切りたいですね。

 今年の上海は、蚊の発生も多いとか。昨晩は蚊の洗礼にあり、痒かったです。(^_^)

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 今回の大気汚染は7月14日ごろまで続くようで、沖縄の青空と青い海が目に浮かびます。

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東和クリニック・中医科での担当スケジュール

 
posted by 藤田 康介 at 08:34| Comment(0) | 上海の大気汚染状況

2014年04月19日

リアルタイム表示になった上海の大気汚染指数

 最近の上海ですが、大気汚染変化の幅がとても大きい。

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  今朝は雨が降っていたので1時間あたりのPM2.5は20㎍/㎥以下だし、つい先日はスモッグ到来で200㎍/㎥前後の重度汚染でした。外出するとき、特に子供を連れ出すときは気を遣います。

  上海市では女の子「空気宝宝」の顔の表情で大気汚染状況をしらせる公式ページ、「上海空気質量」でこれまでAQI値を発表してきました。AQIの値は、学校・幼稚園などでも基準となる数字ですが、大きな欠点がありました。それは過去24時間平均の汚染データで決められているという点です。すなわち、今現在の変化が分からないという致命的な欠陥がありました。(メリットとしては世界的にAQI値が使われているので、比較するには便利。)

  そこで、上海市ではあらたに1時間単位の濃度で決める「実時空気質量指数(リアルタイム空気質量指数)」を4月15日からスタートさせています。これはある意味画期的なことでもあり、日常生活のなかではより体感に近い数字になります。

 一方で、これまでの24時間平均のAQI値は、政府が発表する重度汚染警報の基準になります。従って、上海在住者の注意としては警報が出される前にPM2.5値や実時空気質量指数の動向を見ながら対策を講じることだと思います。

 ちなみに、上海市の大気汚染源についても2012〜2013年データが総括されています。このうち、工場などから出される大気汚染は全体の32.9%だそうです。一方で飛行機+クルマ+船舶の排気ガスは全体の25.8%、レストランや工事現場などの埃、塗料などからが19.8%、上海以外からの越境汚染が21.5%だそうです。江蘇省など上海周辺には重工業都市も多いため、越境汚染もかなり問題ですね。

posted by 藤田 康介 at 07:59| Comment(0) | 上海の大気汚染状況