よっぽどスタイルや肌に自信があるのか、それとも単に暑いからか。その理由はいまだによく分からないのですが(私は後者だと思っているが)、とにかく鮮やかな色の服を着て乗ってきますね。これ以上のクールビズとなると、あとは水着通勤しかないのでしょうね。(^_^)
ただ、そんな上海でも、夏になつと途端に痴漢が増えてくる。そりゃそうでしょう。女性専用車があるぐらいの国から来ているものからすると、ここの女性は余りにも無防備すぎる。でも毎年夏になると連日ニュースになっていますからね。
街は確かにおしゃれにはなった。しかしTPOにあわせる、という考え方はこの国ではとくに重視されていないというのは昔から思っていました。卒業式や入学式はTシャツにジーンズでいいし、地下鉄で通勤するぐらいなら、ネクタイをしめて出勤しているのは本当に日本人ぐらいで、違和感を感じてしまうぐらいなのです。
ところが、クルマ通勤族となると、スーツで通勤する人もちらほら。もちろん、運転手付きも少なくない。きっと、上海という街は交通手段によって、層がはっきりと分かれてしまっているのではないかと最近思うようになってきました。だから、地下鉄通勤の層は、いつもそういう服装なのだと。
こうやって地下鉄車内を観察していると、時々、はっとするような美しい女性が乗ってきたりする。思わず視線がいってしまうのですが、でもその次の瞬間、げんなりしてしまったりするのです。確かに外見は美しい。でも、仕草がだめなんですね。この仕草というのは、日本人的がいいとか、そういう意味ではなくて、男性なら男性、女性なら女性として一線を越えてはならない、世界共通の仕草の暗黙のガイドラインがあると思うのです。ところが、上海ではそれが尽く外されてしまう。そうなると、野性味たっぷりといった、いや生の人間の姿を見ているような感じがするのだけど、実はそれはそれでこの街や人の魅力なんだなあ、と思う今日この頃です。
中国ブログランキングへ

健康ブログ:「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
【連絡】 ・8月19日(日)は東京でのTCMN15周年夏大会での発表のため、休診します。