2012年07月17日

沢山のご来場本当にありがとうございました

 今回は、上海のガーデンホテルではじめての講演会を開催しました。テーマは、「中国伝統医学からみた上海のアレルギー事情」でしたが、講演後、沢山の質疑応答を頂き、関心の高さに私もやって良かったと思いました。また、上海以外のエリアでもこうした機会を設けて、中医学だけでなく、上海で暮らすための健康知識の普及に努めたいと思います。私ももう17年上海におりますから。。。。

 今回は、すばらしいチャンスを設定してくださった「ダニ捕りロボ」の日革研究所の渡辺社長に深く感謝いたします。「ダニ捕りロボ」は、上海の東急ハンズで「忍者老宝(ロボ)」として発売されています。

 この日、講演のあと、ランチの時間を利用してBrosの編集長のインタビューを受けました。なんと、中医学の世界標準化のお話について。異色な組み合わせです。

 NHKのクローズアップ現代いまで取りあげられるようになった中医学の世界標準化は、私も活動している学会(世界中医薬学会聯合会)を通じて数年前から取りあげていましたが、日本側の関心は今ひとつでした。ところが、近年は、日本のマスコミにも取りあげられることが増えています。日本の漢方医学(東洋医学)の世界でも、討論されるようになったことは、凄いことだと思います。

 中医学の世界標準化に関しては、中国が伝統医学の分野で力を持ちたいという野望もあるのでしょうけど、それ以上に、レベルの高い中医学の普及がいま世界的に必要とされているという背景とも関係があります。
 最近も、オーストラリアで合法化された中医学のように、華僑が多いエリアを中心に、衛生当局を巻き込んだ動きにまでなってきています。これと、中医学の世界標準化は密接な関係があると思います。

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【連絡】 ・8月19日(日)は東京でのTCMN15周年夏大会での発表のため、休診します。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2012年07月16日

サントリーの玄米茶を発見

 中国へ進出している日本の飲料品メーカーは少なくありません。
 サントリーのウーロン茶は有名ですが、伊藤園のおーいお茶も健闘しているのか、コンビニでしっかりと並んでいます。麦茶やジャスミンティーも日系が出していましたね。
 そのサントリーが最近、「玄米茶」を出しています。うちの中医クリニックの向かいにあるローソンに並んでいます。

 玄米茶というと、私が上海生活をはじめた96年当時、上海では当然手に入らなかったし、私も玄米茶を日本で買い込んで持ち込んでいました。また、お土産に玄米茶をプレゼントすると、結構喜ばれて、頼まれたこともありました。

 そんな玄米茶が、いまではコンビニでペットボトルとして手に入るようになりました。何とも不思議な話です。サントリーのウーロン茶は砂糖入りでしたが、玄米茶は無糖のみ。

 ただ、個人的には玄米茶は温かいのが美味しいと思います。冷やしてしまうと、香ばしさが足りないような気がします。サントリーは、いろいろと日本にないような商品をこちらで出してきますね。次は何を出してくるのだろうかというのも楽しみです。
 そういえば、サントリーは以前、漢方暖ビールを出していました。今でもあるのだろうか?ラベルに「漢方暖ビール」と書いてあって、ちょと笑ってしまいました。でもそうした商品開発には敬服します。

 中国の皆さんの間でも、いろいろな日本の食べ物が人気になっているのはご存じの通り。前日、公安局の友達から電話がかかっていて、「なんだ?」と思ったら、「鯛焼きの作り方を教えて欲しい」ということ。上海の巷で鯛焼きが売られているのをみて、自分でも作ってみたくなったのだそうです。

 日本茶と鯛焼きの組み合わせ。上海でも簡単に楽しめるようになりました。

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2012年07月13日

火鍋スープのつかいまわし

 上海テレビが報道した、上海市中心部で黄浦区の雁蕩路にある火鍋店が火鍋のスープを再利用していた事件は、その後黄浦区当局の捜査が入り、7月14日より営業停止になったということです。

 やり方は、客が使った火鍋スープを大きな樽に入れ、上澄みの油をとったあと、移し替え、濾した後に再度客に提供したということでした。さらに、この店の営業許可証は小吃類の店になっていて、火鍋を提供してはならないことになっていたことも発覚。

 いずれにしろ、こうした鍋スープの使い回しは、以前から問題になっていました。こうやって摘発されることも上海でさえ少なくないのです。
 
 一般的に、真っ赤で辛い味のするスープは、素人の目からみると、中に何が入っているか全く検討がつかないし、色も濃いから、細工をされてもその異常には気付きません。このように火鍋店には問題が少なくなく、以前は、火鍋スープに罌粟の実をいれていたこともありました。

 四川料理系の店は、私も問題に遭遇したことがあります。真っ赤っかの料理のなかをほじくってみたら、爪楊枝の切れっ端がでてきました。すぐに抗議して返品させましたが、このときにもふと上のような油の使い回しのことが頭をよぎり、美味しく料理がいただけませんでした。

 上海のレストランでは、もの凄い量の残飯が出ています。中には、殆ど手がつけられていない料理もテーブルに残っています。そうした料理が、その先、どうなっているのか?何が起こってもおかしくない上海ですので、いろいろ詮索してしまいますよね。

 あとの人の健康のため(使い回しをさせないため)にも、適量を注文し、残飯を出さないようにしたいですね。

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